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2021年1月

2021年1月30日 (土)

【受診記録】2021年1月14日 入院

受付で入院手続きを済ませて、入院。

入院なんだけど、昨今の『新型コロナウイルス』の影響もあり、入院前から大変でした。

やったのは、以下の二つ。
入院2週間前からの体調レポート:決まった時間の検温と体調についての報告(咳の有無とか味覚障害の有無とか丸を付けるだけのもの)
2021年1月6日にPCR検査:唾液で受けるやつ。

このPCR検査が意外に苦戦。
唾液が思うようにたまらんかったんですよ。10分くらいでできますよ。って言われてたのに20分くらいかかった。
容器を斜めにして液体が1センチくらいの高さになるまでためなきゃいけなくて、おいしいもの食べる想像とか口の運動とかめっちゃ頑張った・・・💧。
このPCR検査で反応があれば、連絡が入り、入院日や手術日の変更となるのですが、それもなく無事に入院日を迎えることができました。

『新型コロナウィルス』感染拡大防止のため、入院病棟への家族の立ち入りは不可。
(私が入院した病院は、未成年者の入院の場合のみ付き添いと面会が許されていて、希望数する場合は家族も同様に唾液と体調報告レポートを提出しなければいけないそうです)
なので、病棟入り口で家族と別れる。
部屋に通されて、荷物の整頓が一区切りした後で、受ける手術までのスケジュールを説明してもらいました。

投薬のスケジュールや、水を飲んでいい時間の確認とか。
そんな中で、手術が朝一番(8:50~)といわれて、「えええええ!?」とは思いましたけどね。
説明を終えて、足りないものを売店へ買い足しに行きました。

戻ってきて、病院着に着替えたところで、採血。
輸血になるかもしれないから、貧血状態について調べるとのことでした。
あと、研修の看護師さんが見学につきたいと説明を受けました。
ほかの病院ではしっかり働いていらっしゃる看護師さんで、大きな病院での研修に来ているのだそう。
手術中にも付き添ってくれるそうで、術後の相談相手にもなってくれるとのこと。少しだけ時間をとってお話をしました。
お互いに緊張しているからか、お話が弾む、というわけではなかったですけどね。
もう少し、気の利いたことを話しできればよかったけど、もともと人見知りだし、そんなに話も得意ではないので、申し訳ないことしたなぁ💧。

そのあとも入れ替わり、立ち代わりで、主治医の先生とか担当の先生とか麻酔科の先生や内科の先生もやってきて挨拶をいただきました。
口をそろえて、不安なことや質問はありますか。と聞かれました。
入院前からいろいろ、調べたり本を読んだりはしたけれど、結局「一般論」であるわけで、自身の症状もよくわかっていないので何をきけばいいのかもわかっていない状態。

前日まで普段通りに仕事してて、突然、入院、手術なわけですよ。
いままで普通にできてたのに以降、何がどうなるかとかもわからないし。
普通に生活できていたから、なにを聞けばいいのかもわかんない。ってなったのが正直なところです。

とりあえず、12月末から続いていた出血が続いているのが気になるくらいで、痛みはないことの報告や、初めてのことだらけでなにがどうなるかとか一切わかんないので、何を聞けばいいのかすらわからないから、もうお任せします。とお伝えするしかできなかったわけです。

なんか、自分のことなのに、自分の言葉でなにも表現できないことってあるんだなぁ、と思いました。

怒涛の訪問ラッシュが終わった後は「少しでもリラックスしておいてね」との看護師さんの言葉に従って、大好きなライブのBlu-ray を消灯時間直前まで見倒して早く元気になってまたライブ行くぞ!と気合を入れていました。

2021年1月25日 (月)

【受診記録】2020年12月23日 紹介病院受診(手術前診察)

この受診は、手術日を決めるための受診です。

12月17日に受診をした結果をもって、主治医の先生が『婦人科』の一番偉い先生に「この患者さんが手術が必要です」との報告をするそうで、その結果を受けて、婦人科の偉い方が間違いなく手術が必要と判断をし、手術の術式や内容の説明、手術の日を決定し、その説明を受ける日となります。

受ける手術は『準広汎性子宮全摘術』、『付属器切除術』、『リンパ節郭清術』の3つの手術となるとの説明を受けました。

💡準広汎性子宮全摘術・・・
初期の子宮頸癌、子宮体部にとどまった子宮体癌に対して行う手術。子宮ぎりぎりではなく周囲組織を含めて子宮を摘出するため、子宮頸部の周囲の組織も一部切除する。膣についても病状に合わせて一部切除する。

💡付属器切除術・・・
卵巣の働きを残す必要のない場合や卵巣嚢腫、悪性(癌)である可能性が高い卵巣嚢腫や初期の卵巣癌などに対して行う手術。卵巣と卵管を切除する。

💡リンパ節郭清術・・・
ごく初期の場合を除いた子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などの場合に実施。子宮頸癌の場合は、骨盤リンパ郭清術のみにとどまるが、子宮体癌や卵巣がんの場合は手術中の肉眼での確認や術中迅速組織診によって確認された病気の診断や広がりなどに元食いて郭清の程度や範囲を決める。癌がリンパ節に転移している可能性がある場合に行う。

手術の方法の説明を受けて、手術の日を決めます。
最も早い日を希望したところ、2021年1月14日入院、2021年1月15日手術の運びとなりました。

婦人科の偉い先生の診察(というか説明)が終わった後は、麻酔科へいって手術中の麻酔についての説明を聞きに行きました。
全身麻酔を受けることになるので、麻酔を受けるうえでの合併症の可能性などについて説明を受けます。

血中酸素濃度の測定を行い、管を通すために口を大きく開けられるかの確認やグラグラしている歯がないかの確認をした後、以前に受けたレントゲン、心電図、血液検査などの結果を見ていただき、問題なく全身麻酔可能なことを判断していただく。

麻酔科が終わった後に、もう一度婦人科へ。
今度は主治医の先生から、手術日の確認と手術についての説明を受けました。
新しく出てきた説明は、手術中のことについてがほとんどでした。

手術の傷がこれくらいになりそうだけど、迅速診でリンパ郭清の範囲が広がったらより大きな傷になりそうといわれました。

リンパ節郭清の範囲が広がりそうな理由としては、私の『子宮体癌』は現時点では『2期想定』だから。とのことでした。

画像上、ちょっと見えにくい場所があってその場所にある癌の浸潤がリンパに届いているとリンパ転移に発展する可能性があるそうです。

出血量が多くなると、輸血が必要になるとの説明を受けました。その際は、自己血ではなく血液製剤を利用するとのことで、血液検査で血液による感染症などを発症していないかを確認する必要があるって、それは何万分の1くらいの確率であることとかを説明されました。

正確なステージは取り出した子宮を病理診断に出してからでないとわからなくて、その診断結果次第で、追加治療として『抗がん剤治療』を受ける必要があること。

あたりを説明されました。ここまで説明を受けたところで「何か質問ある?」と先生からの問いかけがありました。

正直なところ、12月17日もそうだったんだけど、「何か質問ある?」って言われても、何を聞けばいいのかよくわかんないんですよ。
された説明がわからないということがなかったんです。
なぜなら、これまでに何度も父親の手術の入院の説明に付き添ってお医者さんの説明を聞いて、わからないことやちょっとでも浮かんだ疑問は全部ぶつけてメモを取って母親や妹に説明して。をしてきていたんです。今回の説明もほとんど聞いたことがある内容だったから、受けた説明は全部理解できてたんです。

いつもなら、私は家族に付き添ってやってきたことが、私自身に起こっている。

なのに、いつも父親の時にやっていたことが、うまく出来ませんでした。
説明について改めて聞くことはなかった状態ではあったけど、でも人生初の入院で、手術で、大病で。
だから不安も恐怖もいっぱいいっぱいあったけど、何をどう言葉にしたらいいかわからない。どう伝えたらいいかわからない。

結局、何も言えずに「またいろいろ考えて整理してみて、何かあれば入院後に質問します」で終わりました。

なんか、情けない・・・⤵

【受診記録】2020年12月17日 紹介病院受診(術前検査)

12月15日に電話で『子宮体癌』が見つかったと宣告を受け、直後に勤務先へ連絡。17日を休みに調整していただき、術前検査をしていただくことになりました。

受けた検査は血液検査、心電図、レントゲン、CT検査(造影剤あり)。
年末の忙しい時期で混んでいるかな、と思ったけど思ったよりスムーズに進んだような気がします。

血液検査・・・
 基本的には異常なし。
 ただ、不正出血が続いていたせいで貧血状態になっているとのこと。
 糖尿病というわけではないけど、その手前になっているとのことで、追加で糖尿病内科の受診を勧められてしまいました。

レントゲン、CT検査(造影剤あり)・・・
 多臓器転移、リンパ節の腫れは見つからないとのこと。

心電図・・・
 異常なし

糖尿病内科・・・
 糖尿病ではないけど、血糖などの数値が一歩手前になっているので、手術中や手術後に血糖値が急激に上がる可能性があるとのことで、その際はインスリン治療が発生するためにコントロールが必要なため、管理してくれる先生と対面するのみでした。手術までに可能な限り、体重を落とす努力はしてほしいとのことでした。

ここまでの診察を経て、自分の体が手術可能な状態であることが確定します。
で、手術の説明を受けました。

子宮体癌』の治療方法としては、子宮の全摘出の手術が最大の治療法であることを説明されました。
方法としては、子宮の全摘出と付属する卵巣、骨盤内部のリンパ節を摘出することになるため、開腹手術は避けられないとのことでした。
この範囲は、摘出範囲としては最も『最小』の範囲。実際に手術で中を見たときに、レントゲン等で見つからなかったリンパ節の腫れが見つかったり、手術中にする迅速病理診断でリンパ節への転移が確認できれば、もう少しおなか側のリンパ節も摘出しなければならないといわれました。

2021年1月24日 (日)

【受診記録】2020年12月9日 紹介病院受診(MRI画像診断)

12月7日に撮影してもらった画像を提出して、画像診断の結果を待ちます。

呼ばれて、撮影した画像を見せてもらいながら説明を受ける。

子宮筋腫のような状態のものもあるけど、それよりも、子宮内膜が非常に分厚くなっているのが気になる。あと、気になる影が映っているんだよね

この影が良性のものであれば『子宮筋腫』と『子宮内膜増殖症』。
悪性のものであれば『子宮体癌』。

となるとのことでした。

ここで初めて、自分の身に『がん』があるかもしれない可能性がつげられました。
ただ、意外にあわてなかった自分もいるんですよね(その理由は別記事で)。

状態確認のために、そのまま細胞診を受けることに。

この細胞診、めっちゃ痛い・・・っっ💦

そりゃそうよね。
子宮内部の細胞を掻きだす(削り取る)わけですから。
腰浮かせないで、といわれても痛さで浮かせたくなるわけですよ。
「がんばって」といわれも・・・!!!っておもいながら終わるのを待つしかない。

時間的にはそんなにかかってないとは思うんですが、体感的にはもうほんとにいつ終わるの!?くらいの時間がたったころにようやく終了を告げられたわけですが、身支度を整えているときに先生から衝撃の一言が。

いまので細胞が取れていなかったり、出血がひどくて使えなかった場合は、一泊二日で入院して細胞診やり直すから

・・・はい?また、痛い思いをしろってことですか。と思ったのは内緒です。

なので、今回の細胞診で細胞がきちんととれていて、悪いものであるとわかった時や、再度の細胞診が必要になった時など、緊急性が高い場合は、わかり次第、即座に連絡をします。そうでなかった場合は、12月17日に治療方針を決めましょう

ということで、12月17日に次回受診の予約を取りました。

ただ、この診察の際に簡単にどうしたいかの話はしていて。
私個人の希望として、良性であるなら子宮は残す方向で治療をしていきたいと思っている(ただ、難しければ摘出も検討) 、悪性であれば、摘出手術を受けるつもりでいることはお伝えしておきました。

 

【受診記録】2020年12月7日 MRI検査受診

人生初のMRI検査。
父親の検査で同行したことはあるし、写真なんかで観たことはあるけど、私自身が受けるのは初めてなのでドキドキしながら待合室で時間を待つ。

時間が来て、まず先生の診察。
何のためにMRIを撮るのかの確認や体内に磁気の影響があるようなものがないか、閉所空間は大丈夫か、腕を上げて20分程度近くじっとしていられるかなどを再確認されました(注意事項としてメモは事前に渡されているんだけど)。
そういったものがなければ、すぐに撮影に入るとのことで、撮影技師さんに検査室へ誘導されます。

時計とか金属アクセサリーとかホッカイロ、クレジットカードとか、金属や磁気を帯びているものがなければ別に服や下着も脱がなくてもいいということなので、時計だけ外して取り忘れがないかを確認して、着の身着のままで撮影室へ。
(ブラトップとかで金属さえなければ、下着をとる必要もないですよ)

靴を脱いで台の上に横になったら、「撮影中に大きな音がしますからねー」と検査技師さんに言われながらヘッドフォンを耳に当てられる。

しばらくしたら、「ガンガンガンガンガン」っていう大きな音が響き始め、するすると台が筒状の機械の中に吸い込まれていきました。
ヘッドフォンの奥から小さく音楽が聞こえてはいたんですけど、響いている音のほうが大きくて何がかかっていたかわからなかったんですけどね。

20分って結構長いよなー。って始まるときには思ってたんですけど、
「何の曲だろう」と、曲に思いをはせている間におわっちゃった。

でも、本当に曲はなんだったんだろう。
たぶん、ヒーリングミュージックみたいな感じのものだったとは思うんですけどね(気になるの、そっちかーい)。

 

【受診記録】2020年12月3日 紹介病院初回受診

紹介してもらった病院でも同じように、超音波検査を受けることになりました。
初見結果はレディースクリニックで言われたものと同じ『多発性子宮筋腫』。
そして、同じように人より子宮が大きいとの指摘がありました。

ただ、ここで、初めていわれたことが一つ。

子宮内膜がだいぶ分厚くなっている可能性もあるね

でした。
痛みがひどいのは、この子宮内膜の厚さも関係があるのではないか。とのことでした。

いずれにしても、症状を改善するためには、手術は必要とのこと。
子宮筋腫の数や位置を確認してから手術の術式や、子宮を全摘するのか残すのかなどを決めていく、という話になりました。

筋腫の位置の確認等々にはMRI検査を受けないといけない。とのこと。
ただ、同じ病院でMRIを受けるには12月末ごろまで待たなくてはいけなくて、そうなると手術は早くても2月にずれ込む可能性があるとのこと。
年末が差し迫っていて予約が取れない可能性もあるけれど、もし、対応してもらえる別院でMRI検査だけ受けてもらうこともできる。とのことだったので、一縷の望みをかけて、対応可能な病院を紹介していただき、即座に電話をかける。

私「骨盤の単純MRI、造影剤なしの検査を受けたいんですが、一番早い日時で予約をとれるのいつですか」
病院「12月7日 14:45が一番早いですね
私「じゃ、そこでお願いします」

即決。

先生に予約が取れたことを報告して、次回診察の予約を12月9日でとっていただきました。

【受診記録】2020年11月27日 レディースクリニック初回受診

2020年11月の生理が始まってからの状況をすべて先生にお伝えし、超音波検査を受けました。
初回診察の診断結果は『多発性子宮筋腫』と『筋腫堕胎(の可能性)』。
頸部近くにある小さな筋腫が堕胎状態になっていて下腹部痛を起こしている可能性があること。
奥のほうにもいくつか筋腫とみられる影があるとのことでした。

あと、人より子宮は大きいから、手術しないことには改善しないとのことでした。
人の子宮のサイズというのは普通、妊娠をしていなければ鶏卵(いわゆる『たまご』です)と同じくらいの大きさらしいんですが、
私の場合、それ以上あるとのことでした。
いずれにしても、改善のためには何らかの手術は必要だろうとのことでした。
手術には大きな病院へ行く必要があるとのことで、いくつか指定された病院から希望する病院を選択しました。
出血量がどうしても気になり、仕事にならないため止血剤を処方してもらい、その日は仕事に向かいました。

止血剤を飲んで出血は収まったものの、下腹部痛は消えず💦。
なんとか会社まではたどり着いたので、市販の鎮痛剤を飲んでもいいといわれていたので、飲んだもののなかなか効いてこないというピンチに陥ります。
12月シフトが確定した日であったので、12月以降のシフトがわからなければ検査も受けれないため、休憩室から上長に連絡。
そのまま休憩室で、今日の受診結果と体調について報告し、12月シフトで休める日を洗い出してもらって、そのまま帰宅するに至りました。

当然、電車には乗って帰れないくらいの激痛。
なので、たまたま妹の仕事が休みだったので、勤務先まで迎えに来てもらうことに。迎えが到着するまで、休憩室で醜態をさらしておりました。
後日、居合わせた仲良しさんに聞くと、本当に顔色が白くて「このひと、ここで死ぬんじゃない💧」って思ったくらいだったそうです。
本当に、その節は多くの方にいろいろご心配をおかけしました。

勤務先に迎えの車がついて、乗り込むと同時にバタンキュー。
家に着くまで、死んだように眠っておりました。家に着いた頃には鎮痛剤も効いてきたので、クリニックの午後診が空く時間までゆっくりして、調整してもらった休みを伝えて、紹介先病院への予約希望日を伝える。週明けに予約結果がわかるとのことでしたので、結果連絡を待つことになり123日の予約が取れたことを連絡いただきました。

2021年1月14日 (木)

初めに。

久々にブログを書き始めようと思ったきっかけでもあるので、しっかり残します。
別に誰かに同調してほしいとかそういったことではないのですが、でも、この先も自分以外の誰かも体験する可能性のあるお話。
私自身も、いろんなブログの記録を読み漁りました。
助けになったことも、より不安になったこともありました。

だからこそ、ここにいつかたどり着くだろう誰かのためにひとつの体験談として残していこうと思います。
その誰かの不安をぬぐえるか、不安にさせるかはわかりませんが、それでも、何かの一筋になればいいなとは思います。

私は、2020年12月15日に『子宮体癌』を告知されました。

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