この受診は、手術日を決めるための受診です。
12月17日に受診をした結果をもって、主治医の先生が『婦人科』の一番偉い先生に「この患者さんが手術が必要です」との報告をするそうで、その結果を受けて、婦人科の偉い方が間違いなく手術が必要と判断をし、手術の術式や内容の説明、手術の日を決定し、その説明を受ける日となります。
受ける手術は『準広汎性子宮全摘術』、『付属器切除術』、『リンパ節郭清術』の3つの手術となるとの説明を受けました。
💡準広汎性子宮全摘術・・・
初期の子宮頸癌、子宮体部にとどまった子宮体癌に対して行う手術。子宮ぎりぎりではなく周囲組織を含めて子宮を摘出するため、子宮頸部の周囲の組織も一部切除する。膣についても病状に合わせて一部切除する。
💡付属器切除術・・・
卵巣の働きを残す必要のない場合や卵巣嚢腫、悪性(癌)である可能性が高い卵巣嚢腫や初期の卵巣癌などに対して行う手術。卵巣と卵管を切除する。
💡リンパ節郭清術・・・
ごく初期の場合を除いた子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などの場合に実施。子宮頸癌の場合は、骨盤リンパ郭清術のみにとどまるが、子宮体癌や卵巣がんの場合は手術中の肉眼での確認や術中迅速組織診によって確認された病気の診断や広がりなどに元食いて郭清の程度や範囲を決める。癌がリンパ節に転移している可能性がある場合に行う。
手術の方法の説明を受けて、手術の日を決めます。
最も早い日を希望したところ、2021年1月14日入院、2021年1月15日手術の運びとなりました。
婦人科の偉い先生の診察(というか説明)が終わった後は、麻酔科へいって手術中の麻酔についての説明を聞きに行きました。
全身麻酔を受けることになるので、麻酔を受けるうえでの合併症の可能性などについて説明を受けます。
血中酸素濃度の測定を行い、管を通すために口を大きく開けられるかの確認やグラグラしている歯がないかの確認をした後、以前に受けたレントゲン、心電図、血液検査などの結果を見ていただき、問題なく全身麻酔可能なことを判断していただく。
麻酔科が終わった後に、もう一度婦人科へ。
今度は主治医の先生から、手術日の確認と手術についての説明を受けました。
新しく出てきた説明は、手術中のことについてがほとんどでした。
手術の傷がこれくらいになりそうだけど、迅速診でリンパ郭清の範囲が広がったらより大きな傷になりそうといわれました。
リンパ節郭清の範囲が広がりそうな理由としては、私の『子宮体癌』は現時点では『2期想定』だから。とのことでした。
画像上、ちょっと見えにくい場所があってその場所にある癌の浸潤がリンパに届いているとリンパ転移に発展する可能性があるそうです。
出血量が多くなると、輸血が必要になるとの説明を受けました。その際は、自己血ではなく血液製剤を利用するとのことで、血液検査で血液による感染症などを発症していないかを確認する必要があるって、それは何万分の1くらいの確率であることとかを説明されました。
正確なステージは取り出した子宮を病理診断に出してからでないとわからなくて、その診断結果次第で、追加治療として『抗がん剤治療』を受ける必要があること。
あたりを説明されました。ここまで説明を受けたところで「何か質問ある?」と先生からの問いかけがありました。
正直なところ、12月17日もそうだったんだけど、「何か質問ある?」って言われても、何を聞けばいいのかよくわかんないんですよ。
された説明がわからないということがなかったんです。
なぜなら、これまでに何度も父親の手術の入院の説明に付き添ってお医者さんの説明を聞いて、わからないことやちょっとでも浮かんだ疑問は全部ぶつけてメモを取って母親や妹に説明して。をしてきていたんです。今回の説明もほとんど聞いたことがある内容だったから、受けた説明は全部理解できてたんです。
いつもなら、私は家族に付き添ってやってきたことが、私自身に起こっている。
なのに、いつも父親の時にやっていたことが、うまく出来ませんでした。
説明について改めて聞くことはなかった状態ではあったけど、でも人生初の入院で、手術で、大病で。
だから不安も恐怖もいっぱいいっぱいあったけど、何をどう言葉にしたらいいかわからない。どう伝えたらいいかわからない。
結局、何も言えずに「またいろいろ考えて整理してみて、何かあれば入院後に質問します」で終わりました。
なんか、情けない・・・⤵
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